2015年3月31日火曜日

[ライブの感想]3/30 MOST PARTY

3/30 MOST PARTY
ライブの感想

今日は自転車で自宅から池袋→秋葉原とツーリングしてきてのライブ。
途中でレコードや漫画を買いすぎて大きくて重いカバンを背負ってのライブだったけど、荷物を置くスペースもあったし椅子も用意されていたし、地下なのに電波も通ったし転換DJの音もちょうどいい音量で転換中でもしんどくないいいライブハウスだと感じた。

会場は初めてくる秋葉原クラブgoodman。
アクセスも良くて雰囲気もいいし、ライブを見ながらアルコールをあまり飲まない自分としては2ソフトドリンクor1アルコールが嬉しかった。

①Monaural mini-PLUG
入ったら始まっていた、謎の三弦ギター?と電子音担当の二人組。
ターンテーブルを使ってものすごいノイズを鳴らし始めたかと思ったら、
いきなりお経が流れ始め、またノイズの洪水が。
かと思ったら急にカラオケみたいな打ち込みにギターを乗せて
謎の言語で大陸歌謡みたいなのを歌い出し、もう壮絶だった。
客が音を立てる間も無く終了。
全然何が起きてるかわからなかったけどすごい世界観だった。
使っていた謎のギターは弦が三本しかなくて、フレットが打ってある間隔も
通常のギターとは違って多分特殊なスケールで打ってあるんだろうな。
あとヘッドの先には馬頭琴よろしく彫刻の装飾が施してあった。
見たこともなかったけど、音楽性にあっててカッコよかったな。

②ゲタゲタ
今日のゲタゲタは壮絶。
やないさんが水をばら撒き椅子を振りかざし募金をねだりフロアで暴れまくるなか、
ザイデンさんもそれに呼応するようにどんどんアドリブチックなフレーズが増えていき、
そんな中でもリズム隊はガッチリ演奏を続けていた。
曲のアレンジ含めライブの魅せ方も前とは変えてきていた気がしたし、
同じ曲でも何回でも見たいと思える本当にカッコいいライブだった。

③bahAMaba
ギターベースドラムのスリーピースながら、いろんな空間系やボーカルエフェクター、
はてはE-bowまで駆使して濃密な音での演奏。
ファンクっぽくもあり、プログレっぽくもあり、多様な展開と気持ちの乗った演奏がしっかりとした演奏力で表現されててとても面白かった。
ほぼインストって感じだったけど、テクニカルかつ気持ちの乗った演奏って
個々人の演奏力が高いだけじゃなくてメンバー間のグルーヴもとても大事だなって感じた。
もちろんこのバンドはそういうのがかなりタイトで、濃密な音と休符、
そこに織り込まれたフレーズなんかがメリハリついて表現されてて本当にかっこよかった。
ちょこっと飛び出したベースの人の歌声がとても綺麗で、もっと歌メインの曲も出来るなーとか思った。


DJ MEMAI
正直、DJの文化には明るくなくて、『とんかつDJアゲ太郎』を読んだ程度の
知識しかないんだけど、それでもDJってどんな事するのかがよくわかるライブだった。
アナログのターンテーブルを二つ使って、みんながよく知ってるスクラッチもやってたし、
サンプラーとかパソコンとなのデジタル機材も合わせて今でしかできないライブだったんじゃないかなーと思った。
曲調もダブステップぽいのからチルいやつ、トランスみたいなやつまで色々展開していって、長いセットだったけど飽きさせないライブだった。
本音を言うと、DJって曲を流してるだけだと思ってたんだけど、
DJ MEMAIはターンテーブルやサンプラーを使っていろいろなところからフレーズを借りたりしながらも、
全く借り物じゃない、それだけで一つの作品として成り立つパフォーマンスをしていた。
素人目に見てもはっきりわかる技術の高さがあって、DJの文化への興味も出たし本当に見てよかったな。


ドラびでお
本日最後のアクトは、男性1人のユニット。
赤と青に光る謎の板状の楽器(シンセ?サンプラー?)を携えステージに立った男性は、忘れてしまうからと一番最初に告知。
今度東京タワーでライブをするとのことで、「東京タワーをレーザーで焼き尽くしてやろうと思います」ということばが印象的。
これから何が始まるんだろうと思ったら、照明が全て落ちて真っ暗に。
言葉通りステージ後ろの照明からレーザーが洪水のように発射される。
謎の板を掻き鳴らしバイオリンの音色から壮大なオーケストレーションにつなげ、
重厚感のあるハーモニーが徐々に出来上がっていく。
と思ったら突然ダブステップぽいエグミのある電子音が光の暴力と共に演奏され、
その後リミックスというよりはノイズでズタズタに切断されたももいろクローバーZの楽曲が七色の光の中でながれる異様な状態に。
それだけでなくツェッペリンやDPなども独自に調理して電子音と共に演奏する様子は、
俺の文章力じゃ伝わらないので是非ライブ見てみることをオススメします!




今回はもともと好きだったゲタゲタを目当てで行って、他のバンドは見たことがないバンドだったけどどのバンドもすげー面白くて行ってよかった。
特にゲタゲタのライブは共演のバンドが「こんな音楽が世の中にあるのか!」っていう独自性あるバンドのことが多いし、知らないバンドばっかりでも楽しめると期待してます。そんな色んなシーンでメチャクチャなライブ数をこなしてる活動の姿勢がすげーカッコいい。


自分が出てないライブの感想をブログに書くのは初めてなんだけど、この日は自分が普段見ないような、名前も知らなかったかっこいいバンドを見て、どこかに記録しとかないで名前とか感想とか忘れちゃったらやだなと思ったので記事にしてみました。

学生、いや人生最後の春休みももう終盤だけど、こうやって平日にいいライブ見られたので、就職するくらいで音楽やるのやめたくないなってホントに思いました。

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